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荒川区西尾久3丁目でラーメン屋を営むSさんは、過去に2年毎の借家契約の更新時に3回もの調停を起され、加えて、2度の明渡裁判を提訴された。その都度組合とよく相談し、万全な対応で切り抜けて来た。 5年前の更新時にも値上げ請求をされたが、その時は値上げを拒否して賃料12万円のまま供託をして、借家契約は法定更新を選択した。 その後も貸主は2階に上る外階段の入り口に無断でチェーンに鍵を掛け出入り出来ない状態にしたり、店のシャッターの鍵穴に建材用のパテを詰め込む等の悪質な嫌がらせの連続で、時には警察に電話を入れ、パトカーも数回呼ぶ状態であった。 そんな嫌がらせの元凶である貸主も先日、呆気なく亡くなった。その折り、Sさんは感情を抑えて通夜に列席した。数日後、貸主の妻と息子さんが2人してSさん宅を訪れ、今までは大変御迷惑をお掛けしましたと詫びの言葉があり、賃料は2万円値下げの10万円にするのでどうか供託は中止しして下さい。今後はいつまでも仲良くして、家屋を使って欲しいとの申し入れがあった。Sさんは、その申入れを快諾した。
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